本文へスキップ

コスモス会は、五井先生提唱の「世界平和の祈り」を実践しているグループです


世界人類が平和でありますように

 合唱は自他を高める   武田裕子



 今年の新年祝賀法話会は、御影公会堂の大きなホールで行われました。高く広い舞台の上に掲げられた五井先生が書かれた『白光』の御書、大きな霊光写真がホールに入るとすぐに目に入り、何ともいえない厳(おごそ)かな、そして素晴らしい会に参加できる喜びで一杯になりました。
 この日、私が所属している合唱部は、初めてこのような大きなホールで、そしてピアノの伴奏で、五井先生が作詞された「天地(あめつち)の」と「白光の歌」を歌うことになっていました。昨年から練習時間をいつもより沢山取って、メンバーで練習を重ねてきました。年末から年始にかけては一日中、五井先生の御歌を、家で掃除をしながら、食事の支度をしながら、そしてお風呂の中で、大きな声で歌っていました。
 とうとう当日となり、胸のドキドキは高まるばかりです。午前のリハーサルの時、私は思いっきり歌詞を間違えてしまい、本番まで、何度も「五井先生どうぞよろしくお願いします」と唱え続けていました。そして本番、足はガクガク震えます。参加者の方々の前に立った時、心の底から「五井先生、ありがとうございます」という気持ちが湧いてきました。そして本当に気持ちよく歌うことができました。
 私達合唱部は、素人ばかりの集まりです。初めは唯、五井先生の作詞された御歌を歌いたいという気持ちから集まり、少人数で練習をしてきました。まさか、こんなホールで歌うなんて、想像すらしなかったことです。
 私は五井先生の作詞された御歌が大好きです。歌うことも好きですが、自分が歌っている歌詞を自分の耳で聞くのも大好きです。それは、歌っていくうちに、聞いているうちに、自然と明るさや優しさ、力強さが心の底から湧き出てくるように感じるからです。五井先生のみ教えがメロディーとなって流れ、私だけでなく周りをも優しく包んでくださっているように思います。
 御影公会堂のホールで歌ったことは、私にとって、とても素晴らしく大きな経験となりました。歌っている時に会場を包んでいた柔らかな陽の光は、きっと忘れることはないでしょう。この経験を大切に、今年も合唱部のメンバーと練習を楽しんで積み重ねていこうと思います。


(風韻誌2009年3月号収録)