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コスモス会は、五井先生提唱の「世界平和の祈り」を実践しているグループです


世界人類が平和でありますように

 人間の想いと天変地変   木村純子



 「天変地変」について、五井先生がお話し下さっているご講話テープを、四月七日の奈良集会の時に皆で拝聴しました。今日の日本の状況もあって、そのお話の内容に大変感銘を受けました。
 五井先生は冒頭に、「天変地変というものは、人間の想いが作り出すもので、過去世からの長い想いの集積が色んな天変地変を作り出すのです」とお話し下さり、それを無くすには、人間の想いを変えること以外ないと。祈りによって波動を変える以外に方法はありません、と断言されていました。
 一般に天変地変は、現代の科学の力を結集しても、どうやっても防げるものではない、仕方のないものだと思われていますが、そうではなく、直しようがあるのだというお話に、大きな希望と勇気が湧いてきました。
 “人間の想いと天変地変”と聞くと、どういう関係があるのか、全く別のものではないかと思われますが、五井先生は、「物質も人間の心も、全て波動で出来ているんですよ。肉体が波動であると同時に、この地球も大地も地殻も全て波動なんですよ」と、お話し下さっていました。
 今までの常識でいくと、物質は固体で、それぞれが別個に離れているから、自分がどうしたところで世界とは別で、人間の想いと地球とは何の関係もない別のものだと思います。
 しかし、五井先生が仰るように、全てのものは波動で出来ていると考えると、自分の思うことも行うことも、波が伝わるようにあらゆるところに伝わっていくということが、本当にそうだなぁと心から納得することが出来ました。そして、人間も地球も大地も、大きな波動の中の一員なんだと思うと、地球と自分とは繋がっているのだと感じられ、一人ひとりの人間の想いの在り方が、全てに大きな影響を及ぼしているのだと思いました。
 自分が調和した平和な心でいると、その波は周囲に、地球に、そして世界へと調和の波となって伝わっていくのだと思います。逆に、神様のみ心から離れた、自分達だけの幸せを願う自分勝手な想いというのは、どんどん地球の波動を汚していってしまうのだと思いました。その波動の乱れが、大地的には断層という形となり、その歪みを直そうとする大自然の働きが、地震となって現れるのだそうです。
 五井先生は、「大きな地震になる前にこの歪みを直すには、人間の波動の方を変えていくことです。その方法が祈りであり、人間の想念波動を完全調和した神様のみ心の中に入れきってしまうこと以外、天変地変を防ぐ方法はありません」とお話し下さっていて、一人ひとりの祈りは大きな力になっていくのだと思いました。そして、「祈りがなくて、このまま人類が唯物論的に生きていけば、必ず人類はもう一遍やり直しになる」とも仰っておられ、「世界平和の祈り」に、神様の深い愛を感じずにはいられません。
「天変地変を恐れるよりまず先に、世界平和の祈りを祈り続けることが大事です」と五井先生が仰っておられたように、積極的に自信を持って、悠々と祈り続けていこう!と思いました。“私達の日々瞬々の祈りが、天変地変を防いでいるんだ。世界の平和を作っているんだ”と確信して祈っていきたいと思います。そして、人類にとって大事な大事な祈りを、多くの人にお伝えしていくことが、何よりも大切だと思いました。


(風韻誌2011年5月号収録)